外資系の福利厚生は本当によくないのか?外資系企業の福利厚生を徹底解説!

外資系企業の福利厚生ってぶっちゃけどうなんだろう?

外資系企業は、高い給料のイメージがある一方で、福利厚生に関しては、日系企業と比較すると大きく劣るとイメージしている人も少なくないと思います。

しかし、実際には健康保険や社会保険など基本的な福利厚生は当然ありますし、フルリモートやフレックス制度などワークライフバランスが維持できるための制度が充実しています

さらに、資産形成を支援するRSUや、食事の提供など、モチベーションを高める福利厚生も充実しています

この記事を読むことで、「家賃補助」や「退職金」といった福利厚生はないことが多いですが、外資系企業の福利厚生は思ったより悪くないことが分かると思います。

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外資系企業の福利厚生は本当によくないのか?

多くの人は、外資系企業の給料は高いものの、日系企業と比べて福利厚生が劣るという印象を持っています。

事実、外資系企業では日本の企業で特に重視される「家賃補助」や「退職金」といった福利厚生が提供されないことが多いです。

しかし、基本的な福利厚生である健康保険、社会保険、団体保険、交通費補助などは外資系企業にも存在し、思った以上に福利厚生は充実しています。

外資系企業がどのような福利厚生を提供しているのか、私が経験した外資系企業の福利厚生を含めて紹介します。

福利厚生を3つのカテゴリーに分けて、詳しくご説明していきましょう。

  • 金銭面
  • 働き方
  • ユニーク

外資系の金銭面に関する福利厚生

家賃補助や退職金に代わる金銭的な福利厚生として、特に金銭的メリットが大きい福利厚生として、以下の4つを紹介します。

  • RSU
  • 企業型確定拠出年金(企業型DC)
  • 社会保険料全額会社負担
  • テレワーク手当

RSU

金銭面での大きなメリットをもたらす福利厚生として、RSU(Restricted Stock Units)が挙げられます。

RSUは、企業が従業員に対して特定の条件(例:入社時や高評価時)が満たした際に、会社の株式を無償で付与する制度です

RSUは株価の変動に関わらず、条件を満たせば株式を受け取ることができます。

このため、RSUは従業員にとって、リスクがなく確実性が高く、メリットの大きい福利厚生です。

RSUは付与されたからといって、すぐに売却して現金化することはできない点、さらに確定申告が必要になる点に注意が必要です。

RSUの詳細に関しては下記記事をご覧下さい。

企業型確定拠出年金(企業型DC)

次に、企業型確定拠出年金(企業型DC)です。

企業型DCとは、企業側が毎月決められた掛金(上限金額:55,000円)を積立し、従業員が自分で運用する金融商品を選択し(会社が提携しているファンドによって選択できる製品が異なる)、自ら運用を行う制度です。

個人型確定拠出年金(iDeCo)との違いは、掛金を企業側が出す点となります。

メリットとしては、掛金を会社が出してくれ、掛金と運用で発生した運用益が全額非課税で資産形成ができる点です

転職時には転職先に企業型DCがあれば、転職先の企業が型のDCに移管、なければ、iDeCoに移管する必要がある点に注意が必要です。

社会保険料全額会社負担

こちらの福利厚生は外資系企業の中でも珍しいですが、通常、会社と労働者が半分ずつ支払う社会保険料を会社が全額負担してくれるケースがあります。

純粋に手取り額が増えるので、かなりメリットがありますよね。

しかし、転職時の給料交渉では、表面上の年収は増えていても、実際の手取り額はそれほど増えていないということが起こりうるので注意が必要です。

転職を検討する際には、年収だけでなく、実際に手元に残る金額についてもしっかりと確認しましょう。

テレワーク手当

最後にテレワーク手当です。

テレワーク手当は、光熱費、インターネットのなどの通信費用やテレワーク環境を整備するための、デスクやイスなどの購入費用を会社側が負担してくれます。

私が働いていた会社では、光熱費や通信費は毎月実費を請求して、デスクやイスなどの購入品は一時金として10万円ほど支給されていました。

外資系の働き方に関する福利厚生

次に、働き方に関する福利厚生として、ワークライフバランスを向上させる福利厚生として、以下の3つを紹介します。

  • フルリモート
  • フレックス勤務
  • 様々な休暇

フルリモート

最近、オフィスに戻る動きが見られる中で、日系企業に比べて外資系企業ではフルリモートワークを提供している場合が多いです。

その背景には、成果主義の文化があり、成果を出していれば働き方に一定の自由が認められるからです。

フルリモートワークのメリットとしては、通勤時間がなく、どこでも仕事ができることが挙げられます。

満員電車でのストレスから解放されるだけでなく、朝の時間をより有効に活用できるのも利点ですよね。

一定の制限(働ける国や物理的に出勤できる)はあるものの、ワーケーションなども可能になり、非常に柔軟な働き方ができるのも大きなメリットです。

フレックス勤務

フレックスタイム制度は、従業員が自分の働き方をある程度自由に決められる労働時間制度です。
この制度の主な特徴は、コアタイムとフレキシブルタイムに分かれている点です。

  • フレキシブルタイム: 従業員が自由に出勤・退勤時間を決められる時間帯。
  • コアタイム: すべての従業員が出社しなければならない時間帯。この時間帯は部署やチームでコミュニケーションを取りやすくするために設定されます。

フレックス制度を使用すれば、例えば子供を保育園に送った後に出社することができたり、プライベートとの両立も可能です。

最近は、フレックスタイムをさらに進化させた、「コアタイム」が一切なく、すべての勤務時間がフレキシブルタイムの「スーパフレックス制度」を導入する外資系企業も増えています。

様々な休暇

外資系企業には有給休暇はもちろんですが、それ以外にもユニークな休暇制度があります。

有給休暇以外のユニークな休暇
  • 病気休暇:通常の有給休暇とは別で、病気や体調不良の際に取得できる休暇
  • ボランティア休暇:通常の有給休暇とは別で、社会貢献活動に参加するために取得できる休暇
  • ファミリーケア休暇:通常の有給休暇とは別で、家族の体調不良でケアが必要な際に取得できる休暇

育児休暇の取得についても、日系企業よりも理解のある外資系企業が多いと感じます。

私が働いていた外資系企業も小規模なスタートアップでしたが、男性従業員が育児休暇を取得しても周囲からの不満の声は一切ありませんでした。

むしろ、チーム全体が協力的で、育児と仕事の両立を支援する文化が根付いていました。

外資系のユニークな福利厚生

最後に、外資系特有のユニークな福利厚生として、以下の3つを紹介します。

  • ドリンクやスナック飲み食べ放題
  • ランチ無料提供
  • チームビルディング

ドリンクやスナック飲み食べ放題

コーヒーや紅茶、ジュースなどの飲み物、フルーツやスナック類がオフィスで提供されていて、社員はいつでも無料で飲み食べすることができます。

日系企業だと中々ないサービスですが、外資系企業だと割と多い福利厚生です。

私が働いてた会社ではお酒などもあり、17時以降に自由に飲めるようになっていたので、週末は会社でプチ飲み会が行われていました。

無料だとついついたくさん飲み食いしてしまうので、転職して太ったと言う人が続出していました(笑)

ランチ無料提供

ランチに関しても、無償で提供している会社が結構あります。

私の以前の職場でも、ケータリングサービスが毎日オフィスに来て、こんなランチが毎日提供されていました。

栄養バランスも考えれていて、味もとても美味しかったです。

都心だと外食するとランチでも1500円ぐらいはするので、無料でランチが提供されるのは大きなメリットですよね。

Ziddyちゃんの「私を社食に連れてって」をチェックすると、外資系企業も多く紹介されているので、外資系企業で提供されているランチに興味がある方は覗いてみてください。

チームビルディング

チーム内のコミュケーションを促進させ、チームの生産性を向上させる目的とした「チームビルディング」が定期的に開催されます。

これには、ランチ会や飲み会での親睦深める活動から、泊り込みの研修(半分は観光やリフレッシュを目的として)まで、様々な形態があります。

クオータ毎などでチームに予算が割り当てられており、会社側が費用を負担してくれるので、従業員は気兼ねなく参加できます。

外資系企業がドライというイメージがありますが、従業員内のコミュニケーションを促進し、従業員同士が仲良くなれる機会を提供してくれます。

まとめ:外資系の福利厚生は思ったより悪くない

外資系企業は、日系企業が提供する家賃補助や退職金制度などの福利厚生がない場合が多いです。

しかし、柔軟な勤務制度、様々な休暇制度など、ワークライフバランスを維持しながら働ける制度が充実しています。

また、日系企業ではあまり提供されないRSUや、充実した食事・飲料の提供など、モチベーションが高まる福利厚生も整っています。

これらをトータルで考えると、外資系企業の福利厚生もそんなに悪いと感じないのではないでしょうか?

しかし、当然これらの福利厚生が全ての外資系企業で提供されているわけではありません。

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